むぎ社について

代表挨拶

むぎ社の代表挨拶。

私の父である座間味栄議は、2016年の8月18日に虚血性心疾患でこの世を去りました。
父は県内の出版社で編集者として勤めた後に独立。
家族で暮らしているアパートにもう一室、倉庫兼事務所を借りて、そこからむぎ社をスタートしました。
子どもの頃にその事務所で、本の付録である星座早見盤の取り付け作業を手伝っていたことを、今でも覚えています。

むぎ社は最初の頃、星や気象などの自然に関する本を出版していましたが、父はいつの頃からか沖縄の民俗・風習の面白さ、そういったものに傾倒していくようになりました。
そうして、図書館で文献を読み漁り、草ぼうぼうのグスク跡や御嶽を一人で訪ねながら本を執筆していくうちに、講演を依頼されたり、新聞に連載を持つまでになったのです。

当時デザインに関わる仕事をしていた私も、本の挿絵や表紙を描くことによってむぎ社の仕事に携わるようになっていきました。
父が原稿を書き、母が編集して、私が挿絵や表紙を担当する。
そうして家族で創りあげた本が売れるようになった、その喜びをかみしめている最中に父は亡くなってしまいました。

それから4年、色々な方に支えられ、助けていただきながらやっと新しい本づくりに取り掛かる準備ができてまいりました。

現在、沖縄の書店では「沖縄の年中行事」といったコーナーにむぎ社の本が複数並べられており、その中には実売部数が累計で2万部を超えた本もあります。

これから父が作り上げてくれたものを継承しつつ、私独自の本を作っていけたらと考えています。
一つだけ変わらない部分があるとすれば、それはむぎ社が今まで作ってきた本に共通するものです。
すなわち「沖縄の人々とその暮らしに寄り添う本」であること。

まだまだ未熟な経営者ではありますが、県民に愛されるような本づくりにまい進してまいります。

むぎ社 代表 座間味 香深

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